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Channel: 西園寺由利の長唄って何だ!
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総踊り

(3月2日の続きです) 若衆かぶきの時代は「総踊り」という若衆総出演の踊りがあった。 これは遊女かぶきの形式、「踊る張り店」を真似たもので、 客は(もちろん男)踊る若衆を品定めして終演後連れ出した。 江戸に一番乗り(寛永元・1624年)した猿若座は、 ワキ狂言師杵屋勘五郎の孫、喜三郎が三味線に才能を示し、舞台で弾き始めた。 正保(1644~)頃には美少年の役者たちも三味線を弾くようになり、...

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脇狂言

芭蕉の門人宝井其角の句に 「花誘う 桃やかぶきの脇おどり」というのがある。 言い得て妙な気配の漂う句だが、これがお上の悩みの種だったのだ。 野郎かぶきの時代になると(承応元・1652年)まず京阪のかぶきから脇踊りが消え、 間もなく江戸に伝播したという。 武士の力も衰え、美少年の色香を売る時代ではなくなったということだ。 (女踊子が小姓の姿をやめたのも時を同じくする)...

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DIY

坂出です。 表の結界が古くなってみすぼらしくなっていましたので、 雨の中、近所のホームセンターに行ってきました。 今回は2個作りますので、材料も2個分です。    土台に支柱を立ててビス止めし、 開けてもらった穴に竹を通して麻縄で結わけば出来上がりなのですが、 竹の節がひっかっかって入らない! 穴は24ミリですので、それに合う竹を選んだのですが 節周りは以外に太いのです。...

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DIYその2

昨日作った結界ですが、 背が高すぎて風で倒れてしまうという欠点がありました。 芝生に車を入れないための結界ですので、 もう少し低くてもいいわけです。 きょう又ホームセンターに素材を探しに行きました。 穴空きレンガを見つけましたので、 そこに竹を通せばシンプルな結界になるのでは、 と思い材料を購入。 こんなにかわいいのができました!      完成品を所定の場所に置いてみました。...

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整骨院

今月は坂出に自分の仕事を持ち込んでいませんので ゆるやかに過ごしています。 きょうは始めに作った結界の足を作りました。 ホームセンターで木を寸法どおりに切ってもらい、パーツをモクネジで止め、 木枠を作って金具の下にかませました。 これで風が吹いてもびくともしません。 そのあとは井上堂整骨院でからだのメンテナンス。 ここでは電気療法もしますのですごく気持ちいいのです。      さいこーっす!...

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温泉

きょうは井上堂で治療後(実は右の座骨神経を痛めています) 近所の温泉「さらい」に行って来ました。 ジェットバスの水流がつぼを刺激してくれ、気持ちいいので 2回も入ってしましました。 あとはサウナとラジウム温泉、 ここは近くてほんとうにいい温泉です。     結界の足、こんな感じです。これで風が吹いても倒れません。     

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芝焼き

きょうは少し暖かでしたし、 風も治まっていましたので芝を焼きました。 この草焼きバーナーで芝わらを焼くと、 サッチングと同じような効果があるのです。 むしろ焼く事で虫や雑草の増殖が押さえられ、 灰が肥料になってくれたりします。 新芽が芽吹く前にやってしまわないといけませんので きょうえいやっとやりました。 この作業は少し危険ですので、いつもは和尚がやってくれるのですが、...

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幸せ観

きょう東京に戻りました。 京都にいる姪が仕事で上京するというので、時間を合わせて帰ってきました。 6時過ぎに落ち合って夕食ですが、 寿司・肉・イタリアンを提案したら寿司、ということで 結局隣の寿司屋に直行しました。 どうやら子育て中の姪としては、 ちゃんとした寿司屋は馴染みがうすいようです。 めちゃ喜んでいましたので、こちらも嬉しくなってしまいました。...

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今日の夕食

きょうはタラを白ネギと炒めてみました。 タラは買い置き冷凍保存の生タラです。 ソースは台湾土産の鮑ソースをアレンジしました。 おいしくできましたよ。

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六本木

きょうは舞踊会のつぼ合わせが、麻布区民センターでありました。 最寄駅は六本木です。 久しぶりに六本木を歩きましたが、 新陳代謝の烈しさにびっくりです。 交差点のすぐ側にドンキホーテがありました。     いままさに、わが世の春真っただ中のお店ですよね。     

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今日のお花

きょうはまた可愛いパンジーです。 花とともに現れるお弟子さんって嬉しいですよね。 感謝感謝です。    

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船遊山

(3月8日の続きです) 宝永の禁令で、屋敷方へ出入するのが禁止された女踊子は 河岸を船に変えた。 まだまだ花見に、月見にと武士の船遊山が盛んな時代だ。 浅草川には踊船や遊船がひしめき合っている。 踊子、三味線方を連れて船遊びとは実に風流な時代だ。 「宝永3(1706)年5月2日、 旗本の北条左京が大勢の家来を連れて浅草川へ船遊山に出た。 定紋の幕を打ち、供槍を立てた屋形船へ大数の踊子を乗せ...

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三味線芸者

武家屋敷、屋形船と次々に出先を奪われた踊子は、 深川に集まるようになる。 八幡町や橘町、村松町あたりに立ち並ぶ「子供屋」と称する置屋に住まい、 もっぱら一中節や河東節など、浄瑠璃の三味線で稼ぐようになる。 踊りが御法度なのだから、三味線なら文句あるまい、というところだろう。 もちろん踊子もいるが、「売女同様な踊子は罰するが、そうでない踊子は...

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子供屋

岡場所の芸者置屋を「子供屋」というのは、お上の目をごまかすためで、 抱え主を親、芸者を子供と見立てることによって、親のために働く子供は合法となる。 いまでも花柳界に残る「お母さん」「お姉さん」の称は、この時の名残りだ。 娘(芸者・踊子)がお屋敷方、お留守居寄り合茶屋などへ行く時は、 抱え主が母と称して付き添う。 鈴木春信(1725~70)の浮世絵にその様子が描かれている。...

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長箱の三味線

鈴木春信という絵師は、同じアングルで時間の経過を描くという 面白いことが好きなようだ。 昨日の絵では、継ぎ棹の三味線を風呂敷に包んで持っていた「お母さん」が この絵では長箱に入れた三味線を抱えている。 吉原に芸者なる商売が生まれるのは、 深川よりも半世紀ほど遅れた宝暦10(1760)年頃だ。 吉原芸者はこの絵のような、長箱に入れた三味線を箱屋という男衆に持たせた。...

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船と芸者

これも時間の経過を2枚の絵にした鈴木春信の遊び心。 船遊びに呼ばれた芸者が船に乗り込む図。 柳の芽吹く頃だから4月頃だろうか。 小雨が降っていたと見え、傘を閉じて急いで船に乗り込んでいる。 屋根船の中には妹分と見られる娘と男の左袖が見える。    こちらは遊興が終わり船を降りる芸者。雨は止んだらしく傘は閉じたままだ。 妹分も裾をはしょって帰り支度をしている。...

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振袖

踊子が小姓の姿から娘姿になって以来、 彼らは殊更うぶな娘を全面に出すようになる。 当然とうの立ったやからもいるわけで、年のさばよみも当たり前にあったようだ。 安永(1772)頃の狂歌にこんなのがある。 「振袖を着ぬと三十女なり」 「化けの皮とは振袖の衣裳なり」 「まづいこと 路地から外は娘なり」 昨日、一昨日の春信の浮世絵の踊子(芸者)も振袖の娘姿だが、 この春信筆の踊子もなんとも可憐な娘だ。...

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踊子気質

過渡期(辰巳芸者や江戸芸者の確立する前)の踊子気質を書いたものがある。 「今の踊子とよぶ者は、古への白拍子の風俗の損ねたるものなり、  妾者に似て妾者にあらず、遊女の意気ありて遊女にあらず、  其の業とする所は陰間に似たり、  風俗を伊達に作り、多くの人にもまるゝゆえ、心砕けて人の挨拶よく、  早く是に馴れ安し、まゝ遊女に超えたる者ありといえども、  皆其心おそろしき事多きなり、...

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瀬川菊之丞

「踊子が大分怪しくなってきた延享(1744~)の頃までも、 町人の娘で踊りを習う者は真に少なかったが、鳶の者や芝居の出方(客の世話係)や、 売薬の言い立て(口上)などをする者の娘だけが稽古した。 この頃では踊子が諸大名の奥向きへ呼ばれて、踊り狂言を勤めるようになり、 それが多分の報酬を貰う。 中には踊りが御縁になって、羽振りのいい重い御奉公をするのもあったから、...

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志賀山俊

素人の娘がみな踊りを習うようになると、忙しくなるのは踊りの師匠だ。 この頃、江戸で一番と言われた師匠は志賀山俊という女師匠だ。 俊は江戸で最初の振付師、志賀山万作の弟子で、 夫は長唄の名人、中山小十郎だ。 (昨日の文章の続きです) 「そうなると娘の立身出世を嬉しがって、立派な町人の子供も踊りを習う。 失費を厭わず御祭礼の踊屋台へ出演させて、世間から騒がれるのを自慢らしく眺め、...

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