斧定九郎
これは勝川春章(享保11〜寛政4・1726〜93)の役者絵だ。 制作年は明和3(1760)年とあるから 9月の市村座「仮名手本忠臣蔵」の斧定九郎を描いたものだ。 定九郎の出る五段目は、山崎街道で与一兵衛を殺し、懐から大枚金を盗んだ定九郎が、 勘平の鉄砲に当って死ぬというだけの場面で、 客はこの場で弁当を食べるので弁当幕ともいわれている、捨て場だ。...
View Article台風
きょうは1日台風ですね。 テレビで各地のリアル状況を見聴きしながら、 安全な家にいてなんですが、被害地方の方々は本当にお気の毒だと思いつつ、 趣味の時間を過ごしていました。 本当の台風はこれからなのですが、 ひどい事にならないように祈るばかりです。
View Article中村仲蔵
これは勝川春章(享保11〜寛政4・1726〜93)の役者絵だ。 中村仲蔵の楽屋を描いたもの。立っているのは中村里好だ。 制作年は天明2〜3(1782〜83)年とある。 斧定九郎で大ヒットを飛ばした仲蔵は、その後実力を認められ 安永4(1775)年に森田座の座頭に出世した。 本来座頭は血統の世襲制で、仲蔵のような稲荷町(大部屋)上がりには無縁の地位だ。...
View Article羽織り芸者
これは鈴木春信(享保10〜明和7・1725〜70年)の浮世絵だ。 制作年は明和4〜5(1767〜68)年とある。 恐らく深川の芸者が男衆を伴に出勤するところだろう。 羽織り芸者は深川が始まりで、元文(1736〜41)年間の頃だ。 豊後節の太夫が着ているのを真似て流行ったという。 始めの頃は12、3才の若い子供(抱えの踊子)に男髪を結わせ、権兵衛名(男名前)を付けて...
View Article羽織芸者2
これは鈴木春信(享保10〜明和7・1725〜70年)の浮世絵だ。 制作年は明和4〜5(1767〜68)年とある。 恐らく深川の芸者と客の男を描いたものだ。 昨日と同じシリーズの羽織芸者で、元文(1736〜41)年間に深川の芸者が 豊後節の太夫が着ているのを真似て流行ったという。 客の若衆も奇麗な羽織を着ている。
View Article羽織芸者3
これは鈴木春信(享保10〜明和7・1725〜70年)の浮世絵だ。 制作年は宝暦12(1762)年とある。 これも当然深川の芸者だろう。 羽織はやはりポピュラーだったとみえる。
View Article三味線法師
これは勝川春章(享保11〜寛政4・1726〜93)の役者絵だ。 制作年は、安永4(1775)年とある。 中村富十郎が法師の役をやっているが、 背中に背負っているのは琵琶ではなく、三味線のようだ。 この頃江戸の町は芸者であふれ、江戸中で三味線の音がしていた時代だ。 琵琶法師が三味線法師になっても不思議はない。
View Article石橋
これは勝川春章(享保11〜寛政4・1726〜93)の役者絵だ。 制作年は不詳だが、 2代目瀬川菊之丞だから、宝暦7〜安永2(1757〜1773)の間だろう。 石橋ものは初代菊之丞が得意としていたもので、 「相生獅子』(享保19・1734年初演)が長唄石橋ものの嚆矢となる。 今では獅子ものといえば「連獅子」や「鏡獅子」など立役の勇壮なものという印象が強いが、...
View Article浅草ワークショップ
今年度浅草ワークショップ始まりました。 9月から半年間、毎月第3日曜日に、浅草観光センター6階で開催されます。 わたしは今月から参加です。 きょうは外人さんが多く、主催のアーツカウンシル東京も満足でしょう。 われわれスタッフのチームプレーも万全で、3回ともうまくいきました。
View Article翁草恋種蒔
これは勝川春章(享保11〜寛政4・1726〜93)の役者絵だ。 制作年は、安永4(1775))年とある。 この年中村座は中村富十郎を迎えた。 顔見世狂言が「花相撲源氏ひいき」で序幕の所作がこの「翁草恋種蒔」だ。 通称「種蒔三番叟」で、長唄の地だ。 右が三番叟で、中村富十郎、左が千歳で芳沢あやめとあるが、 3代目芳沢あやめは1774年に亡くなっており、4代目があやめを継ぐのは1778年だから...
View Article即位の日
きょうは日本にとってスーパー特別な日になりましたね。 わたしも朝から心がときめいており、 テレビを見ながら感慨一入でした。 あの厳かで唯一無二な儀式、 昔の人は決して見る事ができなかったものですよね。 それがもったいなくも、あんなに臨場感たっぷりに見せていただいて、 祝砲の音を聞いた時は涙が出そうになり、 日本人のアイデンティティの根幹にあるものを感じさせていただいたような気がしました。
View Article表彰式
きょうは秋の長唄協会ですが、 最初に永年功労者の表彰式があり、わたしも表彰されました。 基本的には70歳になると表彰されるシステムになっています。 大学の卒業証書以来の賞状を頂き、少々小恥ずかしい気持です。 楽屋で同級生の岩田クン(左)と1つ下の囃子の伊和家暁美クン(右)との3ショット。
View Article坂出レストラン
きょうは和尚が友人の誕生日を祝って一席設けるというので、 坂出レストランを開店しました。 たまたまわたしの誕生日でもありましたので、Wで祝いました。 きょうは久しぶりに和食と日本酒です。 全部は撮らなかったのですが、2、3品アップします。 まずはシャンパンで乾杯ですので、シャンパンに合うような前菜にしました。 かわいいでしょ。 つづいて酒肴3品。...
View Article鯛
一昨日、長唄協会で表彰されたあと、坂出に帰ったのですが 檀家さんから大きな鯛が届いていました。 全長75センチもある大物です。 とりあえずその日のうちにおろさなくてはならないので、 夕飯の後取りかかりました。 鯛はヒレが尖っていて危険ですし、骨が固くておろしにくいのです。 まずは鱗をそいで、内蔵を取り出し、三枚おろし。肉厚のいい身がついています。...
View Article温泉
きょうは近所の温泉に行ってきました。 ジェットバスで背中をマッサ−ジすること15分、 すごく気持よかったです。 やはり温泉はいいですね。 出口に向かっての景色です。なかなかいいでしょ。
View Article大阪芸大
きょうは大阪芸大の日でした。 雨が降って寒い一日でしたよ。 あまりの寒さに暖房を入れてしまいました。 2週続けて火曜のレッスンがありませんでしたので、 久しぶりのレッスンでした。 学生たちの中には挫折したかな?と思う子もちらほら出てきました。 あと少しですから頑張ってほしいですね。 おしゃれなエントランスです。
View Article