これは鳥居清倍(とりいきよます・生没年不詳)の浮世絵「衣紋坂の夜雨 二」です。
制作年は享保15(1730)年とあります。
「衣紋坂の夜雨」二、とつけているということは、
昨日の西村重長(1697~1756・元禄10~宝暦6)の「衣紋坂の夜雨 一」の続きと考えられないでしょうか。
絵のタッチも彩色具合もとてもよく似ています。
駕籠の形体も同じようですので、恐らくこれは西村重長作の浮世絵でしょう。
古い時代の資料にはおうおうにしてこのような間違いがあるものです。
土手の下を行く客は帰りの客でしょう。江戸町大津屋と書いた傘を差しています。
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書き入れ
「たがしらや 通う衣紋の夜の雨に 濡れてもあい○ぬ 逢瀬ちぎりし」
制作年は享保15(1730)年とあります。
「衣紋坂の夜雨」二、とつけているということは、
昨日の西村重長(1697~1756・元禄10~宝暦6)の「衣紋坂の夜雨 一」の続きと考えられないでしょうか。
絵のタッチも彩色具合もとてもよく似ています。
駕籠の形体も同じようですので、恐らくこれは西村重長作の浮世絵でしょう。
古い時代の資料にはおうおうにしてこのような間違いがあるものです。
土手の下を行く客は帰りの客でしょう。江戸町大津屋と書いた傘を差しています。

書き入れ
「たがしらや 通う衣紋の夜の雨に 濡れてもあい○ぬ 逢瀬ちぎりし」