これは喜多川歌麿の大番錦絵「雪中芸者と箱屋」だ。
雪の中、箱屋に三味線を持たせ、お座敷に向かう芸者、
背景から推量すると、深川だろうか。
足元を照らす提灯に描かれている「角木瓜」(かくもっこう)の紋から、
この芸者は常磐津節の三味線弾きだと分かる。
角木瓜は宮古路文字太夫が、豊後節弾圧を恐れて、
常磐津文字太夫と改めた時(延享4・1747年)にこの紋に改め、
以来、常磐津節の定紋となったものだ。
雪の中、箱屋に三味線を持たせ、お座敷に向かう芸者、
背景から推量すると、深川だろうか。
足元を照らす提灯に描かれている「角木瓜」(かくもっこう)の紋から、
この芸者は常磐津節の三味線弾きだと分かる。
角木瓜は宮古路文字太夫が、豊後節弾圧を恐れて、
常磐津文字太夫と改めた時(延享4・1747年)にこの紋に改め、
以来、常磐津節の定紋となったものだ。
