賤機帯−1
賤機(しずはた)とは、倭文(しず)という麻布を織る機のことで、
それで織った帯を倭文機帯(しずはたおび)という。
身分の賤しい者が着用したので賤の字を当てて「賤機帯」と題した。
この曲は杵屋三郎助(4世)の作曲で、
文政11年(1828)に山王神社の本祭で初演された。
内容は謡曲「隅田川」と「桜川」をアレンジした、狂乱もの。
我が子梅若を人買いに攫われて狂女となった母が、
梅若を捜し求めて隅田川の渡しに辿り着く。
狂女は笹をかついで登場するが、
これは“狂い笹”といい、登場人物が物狂いであることを
知らせるお約束の小道具だ。
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tea break・海中百景
photo by 和尚
賤機(しずはた)とは、倭文(しず)という麻布を織る機のことで、
それで織った帯を倭文機帯(しずはたおび)という。
身分の賤しい者が着用したので賤の字を当てて「賤機帯」と題した。
この曲は杵屋三郎助(4世)の作曲で、
文政11年(1828)に山王神社の本祭で初演された。
内容は謡曲「隅田川」と「桜川」をアレンジした、狂乱もの。
我が子梅若を人買いに攫われて狂女となった母が、
梅若を捜し求めて隅田川の渡しに辿り着く。
狂女は笹をかついで登場するが、
これは“狂い笹”といい、登場人物が物狂いであることを
知らせるお約束の小道具だ。
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tea break・海中百景
photo by 和尚
