これは歌川国輝(生没年不詳)の浮世絵(子ども絵)「子供音曲さらいの図」だ。
制作年も不詳だが、貞重改め国輝と落款があるところをみると、
改名が弘化4(1847)年なので、その頃だろう。
どこかの料理屋の二階で月浚いのようなものをやっているようだ。
三枚続きの右端のこの絵は簡単な山台を組んで上段に三味線が二人、唄が二人、
下段に囃子が座っている。笛は男だが、鼓以下は女のようだ。
右下の女は火鉢で大鼓を焙じている。
そのそばで三味線を持った娘が控えているのは、次ので番待ちか。
左の方にお膳があり、子供が料理を食べている。
昔はこんなおおらかなお浚いだったのだろうか。
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制作年も不詳だが、貞重改め国輝と落款があるところをみると、
改名が弘化4(1847)年なので、その頃だろう。
どこかの料理屋の二階で月浚いのようなものをやっているようだ。
三枚続きの右端のこの絵は簡単な山台を組んで上段に三味線が二人、唄が二人、
下段に囃子が座っている。笛は男だが、鼓以下は女のようだ。
右下の女は火鉢で大鼓を焙じている。
そのそばで三味線を持った娘が控えているのは、次ので番待ちか。
左の方にお膳があり、子供が料理を食べている。
昔はこんなおおらかなお浚いだったのだろうか。
