これは「稽古所の賑わい」という浮世絵だ。
作者、制作年代は不詳で「戊辰戦争」の風刺絵になっている。
部屋の中の連中は旧幕府方。
浴衣の模様が藩を表している。例えばろうそくは会津の名産だから、会津藩、
ハマグリは桑名藩、竹は仙台藩といったぐあい。
ちなみに師匠は天璋院で、右の娘が和宮という見立てだ。
外の連中は新政府方だという。
鴨居の張り紙に「かつぶし たくさん お師匠さんへ」「せいろう 百荷 お師匠さんへ」
という字が書いてある。
昔は弟子たち皆で師匠の生活のめんどうをみたというから、こういう目録を張り出していたのだ。
この師匠は長唄ではないだろう。
歌詞の書き入れからすると、端唄か小唄あたりか。
作者、制作年代は不詳で「戊辰戦争」の風刺絵になっている。
部屋の中の連中は旧幕府方。
浴衣の模様が藩を表している。例えばろうそくは会津の名産だから、会津藩、
ハマグリは桑名藩、竹は仙台藩といったぐあい。
ちなみに師匠は天璋院で、右の娘が和宮という見立てだ。
外の連中は新政府方だという。
鴨居の張り紙に「かつぶし たくさん お師匠さんへ」「せいろう 百荷 お師匠さんへ」
という字が書いてある。
昔は弟子たち皆で師匠の生活のめんどうをみたというから、こういう目録を張り出していたのだ。
この師匠は長唄ではないだろう。
歌詞の書き入れからすると、端唄か小唄あたりか。
