これは歌川国貞(3代目豊国・天明6~元治元・1786~1865年)
の浮世絵、「両国夕景・一ツ目千金」だ。
制作年は安政2(1855)年とある。
両国の料理茶屋での遊興を描いたものだが、
真ん中の遊女の首に、豆絞りの手ぬぐいだろうか、
ひだ折りにして巻いているのが、黒船来航(1853年)という時代を写していて面白い。
また火鉢には鴨すきの鍋がかかっているようだ。
手前の皿に鴨肉がみえる。
鴨肉はずいぶんと古くから食されていたらしいが、
ちょうどこの絵が描かれた頃にすき焼きが始まり、
こういった食べ方が流行り出したのかもしれない。
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の浮世絵、「両国夕景・一ツ目千金」だ。
制作年は安政2(1855)年とある。
両国の料理茶屋での遊興を描いたものだが、
真ん中の遊女の首に、豆絞りの手ぬぐいだろうか、
ひだ折りにして巻いているのが、黒船来航(1853年)という時代を写していて面白い。
また火鉢には鴨すきの鍋がかかっているようだ。
手前の皿に鴨肉がみえる。
鴨肉はずいぶんと古くから食されていたらしいが、
ちょうどこの絵が描かれた頃にすき焼きが始まり、
こういった食べ方が流行り出したのかもしれない。
