これは西村重長の浮世絵「新吉原夜見世風景」だ。
4月5日の浮世絵「新吉原月見之座敷」の見世先がこれだろう。
この時代はまだ見世先の格子は、どこもこのようなものだったようだ。
見世の格によって格子の組み方が変わるのはもっと後だ。
まだ芸者というのはいないので、三味線を弾いているのは遊女たちだ。
右下の遊女がきせるを客に向けているのは”吸い付け煙草”だ。
客の気を引くために、一口吸った煙草を客に渡すのだ、流し目を付けて。
入り口の台に座っているのは妓夫(ぎふ・ぎゅう)という客引き男で、
立っているのは客、値段の交渉でもしているのだろうか。
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4月5日の浮世絵「新吉原月見之座敷」の見世先がこれだろう。
この時代はまだ見世先の格子は、どこもこのようなものだったようだ。
見世の格によって格子の組み方が変わるのはもっと後だ。
まだ芸者というのはいないので、三味線を弾いているのは遊女たちだ。
右下の遊女がきせるを客に向けているのは”吸い付け煙草”だ。
客の気を引くために、一口吸った煙草を客に渡すのだ、流し目を付けて。
入り口の台に座っているのは妓夫(ぎふ・ぎゅう)という客引き男で、
立っているのは客、値段の交渉でもしているのだろうか。
