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Channel: 西園寺由利の長唄って何だ!
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遊女

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これは鈴木春信(享保10~明和7・1725~1770年)の浮世絵
三十六歌仙「源宗于朝臣」(みなもとのむねゆきあそん)だ。
1767-68(明和4-5)年の作とある。

初春の朝だろうか、のんびりと禿の鞠あそびを眺める遊女。
振袖新造は鞠唄でも弾いてやっているのだろうか。
この振袖新造から吉原芸者が生まれるのだ。

讃は源宗于の和歌だ。
「常磐なる 松のみどりも春くれば 今ひとしおの 色まさりけり」

   

遊女

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これは磯田湖龍斎(1735~1790・享保20~寛政2年)の浮世絵
「雛形若菜の初模様」だ。
たまや内しづか、と書いてあるので、鼓を持った遊女がしづかだろう。

三味線を弾いているのは帯の形からして新造でも芸者でもないようだ。
髪形は遊女と同じで、かんざしをたくさん差しているところをみると、
後帯なのが気になるが、支度をする前の遊女だろうか。
  
三味線の胴の端あたりに注目していただきたい。
中子先(なかごさき)が短くて、根緒の形もシンプルだ。
三味線も時代時代で進化していたのが分かる。  
       
  皮を張る前の三味線(写真は太棹)。
  真ん中の心棒が中子で、突き抜けている部分が中子先。
                         
                          

長唄協会演奏会

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きょうは11時半から国立劇場小劇場で「長唄協会夏期定期演奏会」がありました。
今藤チームは4丁4枚で「吉原雀」を演奏しました。

これはNHKの録音でも演りましたので手慣れてはいるのですが、
ワキが未熟だとなかなか演りづらいものがあります。

左から今藤美知央・柏里文・今藤政子・郁子さん、長由利。長鏡・長貴世さん。
お囃子左から藤舎朱音・花帆・清穂・夏実・理生さん。
最近はお囃子の女の子がきれいです。 
 

三味線のトメは政音さんです。
   

大阪芸大

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きょうは大阪芸大の日です。
今年度から学生の成績評価がWeb入力になるとかで、
昼休みに説明会に出かけました。

会場は9号館にある教室なのですが、行ってビックリ玉手箱!
パソコンがずらりと並んだ教室です。

芸大の教職員サイトにログインし、評価のページを開き
採点の入力方法をシュミレーションしてきました。

シラバスがすでにWeb入力なので、これなどはどってことないのですが、
これからは何でもかでもがパソコン経由になるのでしょう。
もうみながパソコンをいじれるという前提のもとに世の中が動いているようです。

わたしもパソコンを始めて10年目、かろうじてセーフですよ。

     ぼく、トラえもん!
     

遊女

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これは磯田湖龍斎(1735~1790・享保20~寛政2年)の浮世絵
「風流青楼名婦八景・まつばらや・瀬川」だ。
1770-78(明和7-8)年作とある。

部屋持ち女郎が、畳んだふとんに腰掛け胡弓を弾いている。
傍で三味線を弾いているのは新造だろう。
客のいない時間帯の練習風景か。
この時代、胡弓を弾く遊女は多かったみたいだ。

讃は
「帰帆/沖津舟 ほのかに見しも取る楫の おともの○と かえる夕○」
  

芸者と客

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これは磯田湖龍斎(1735~1790・享保20~寛政2年)の浮世絵
「風流芸者女八景・晩鐘」だ。
1773-75(安永2-4)年作とある。

芸者が客の吹く一節切(ひとよぎり・尺八様の竹の笛)
に合わせて胡弓を弾いている。
この胡弓は、またずいぶんと中子先が長いようだ。

タイトルの本には「長唄(哥)」の文字が見える。
その下にある豊というのは、芸者の名だろう。

   

芸者

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これは磯田湖龍斎(1735~1790・享保20~寛政2年)の浮世絵だ。
1775(安永4)年作とある。

芸者と見世の女衆だろうか、拳遊びでもしているようだ。
ちろり(酒器)と酒肴と高坏がそばにあるので、負けた方が飲むのか?

芸者の横に三味線と箱が見える。
二つ折りの三味線だろう。

   

吉原俄

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これは磯田湖龍斎(1735~1790・享保20~寛政2年)の浮世絵
「青楼芸子俄狂言尽」だ。
1776-81(安永5-10)年作とある。

吉原の俄とは1762(宝暦12)年頃から始まった
芸者による屋外余興大会のようなものだ。
仲の町をこのように練り歩く。

三味線は
玉屋弥八内、こん・きくじ・いその

春駒を持っているのは
大門ぬじや内、ぬい・ちよ、とある。

     

大阪

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きょうは夕方から大阪です。

TVが暑い暑いといっていますので、出かけるのがおっくうになってしまいます。

大阪芸大

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きょうは大阪芸大の日です。
暑い暑い大阪でしたが、教室の中はエアコンがきいていて快適でした。

学生諸子も元気に三味線を弾きに来ましたよ。
めちゃ奇抜な風体の子が三味線を弾いているというのも、
なかなか面白い光景です。
 
メインの庭の芝生もとってもきれいです。
    

坂出

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大阪から坂出に来ています。

朝から中庭の雑草を取り、その後芝刈り。
芝はあまりにも伸びすぎていたので先ず5センチに刈り込み、
しかる後に3センチに刈り込むという2度手間手で、
いつもの倍、時間がかかってしまいました。

私のいない間に芝の手入れをしてくれるお手伝いさんも
もう80歳ですから仕方ないですよね。

今年の芝は除草剤の使いすぎで土地が痛みはげはげ、つまらないです。

はすの花がこんなに茂っていました。
  

台風

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きょうは台風が四国を直撃です。

雨というよりは風がすごくて、恐ろしいほどの風音でした。
その辺に置いてあるものは容赦なく飛ばされ、
アルミ製の脚立なんかもなぎ倒されてしまうほどの勢いです。

きのう芝を刈っておいてよかったです。
雨のおかげで水はたっぷりですからね。

     朝切ったはすが、きれいに開きました。
     
    

和尚畑

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台風は通り過ぎましたが、畑が大変な事になっていました。

せっか順調に実を付け始めたキュウリの棚が倒れて、隣のナスを直撃です。
幸いどちらも根元が折れなかったようで、セーフです。

和尚夫婦がえんやとっとと畑の修復を始めました。
右が復活したキュウリの棚で、二人がいじっているのはナスの畑です。
ナスもたくさん実を付けていますので、けっこう重いのです。
太めの支柱を刺して紐で固定します。

趣味の畑でこうなのですから、職業農家さんは大変だと思いますよ。

   

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きょうは芝のはげた部分の手入れをしました。

本来なら一番盛りのこの時期にこんな状態なのですから、
除草剤がよほどのダメージだったようです。

ちょっと時期が過ぎていますが、
だめもとで、もう一度エアレーションをし、種をまいて芽土をかぶせてやりました。
はたして復活してくれるでしょうか。
   

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きょうは再度芝刈りをしました。

数日前に刈ったのが3センチでしたので、
このところの雨で予想外に伸びてしまったのです。

きょうは2.5センチに短く刈ってやりました。
芝自体は元気ですので、早くはげはげの部分が埋まるのを祈るばかりです。

  これは去年の今頃の芝です。きれいですよね。
   

大阪芸大

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きょうは大阪芸大の日です。

例によって早起きし、2時限目から授業開始です。
今年の学生はなかなか真面目で、出席率もなかなかのものです。

教える立場から見ると、学生が三味線を弾く時に、
目から入った楽譜の情報が能に伝わり、シナプス電流が指の神経に流れ音を出す、
という回路の働きが手に取るようにわかるものなのです。

楽譜の約束事を瞬時に判断し、指を動かすという能力と反射神経、
同じに教えていても、その動きに個人差があるのはもどかしい限りですが、
理解力の問題で致し方のないことです。

しかし、前期15回のレッスン成果としては上等だと思います。

 正面エントランス。ガラスに描かれているのはキャンパスの見取り図です。
   

夕飯

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きょうはまるまるオフです。
ファクシミリのインクリボンが切れていたので、
新宿のビッグカメラまで出かけたついでに、地下のハルクフードに寄ってみました。

ここは魚介や肉類のいいものがたくさんあるのです。
ヤリイカのおいしそうなのがあったので購入、
ガーリックで炒め、アンチョビバターソースでからめてみました。
これがgood!で、シャンパンとおいしくいただきました。

     

芸者

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これは磯田湖龍斎(1735~1790・享保20~寛政2年)の浮世絵
「今様妓女六歌仙」だ。
1776-81(安永5-10)年作とある。

衣裳からすると吉原以外の江戸芸者だろう。
これからお座敷にでも行くのだろうか。
どこの芸者も基本二人一組で勤めたらしい。
転び(寝る)防止の意味があったという。

書き付けの小野小町の歌(誘われればどこへでも行きますよという意)
が何とも意味深だ。

「わびぬれば 身を浮き草の根をたえて さそう水あらば いなんとぞ思う」
     

いわきピット

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きょうは朝の常磐線に乗って、福島のいわき市まで行って来ました。
東京から約2時間半です。

あのフラガールで有名な「スパリゾートハワイアンズ」のある所です。
ここに「チームスマイル」が運営するライブ専用シアター「いわきピット」が開設され
そのオープニングコンサートで長唄(いいとこメドレー)を演奏したというわけです。

三味線のほかには、熊本マリさんのピアノや、溝口肇さんのチェロ、
倍賞千恵子さんとご主人の小六禮次郎さんによる歌、
岸谷香さんや、小林武史×Salyuさんによる歌などが披露されました。
こういう多目的ホールではポップス系があいますが、
THEニッポン系というのもいいものです。

   楽屋が狭いのでぎゅうぎゅう詰めです。
   左から藤舎呂英・円秀・今藤政子・政之祐・(鏡の中)藤舎推峰氏です。
   あとは家元と杵屋佐吉氏、そして長由利です。
  

ホールの舞台にはあの「奇跡のピアノ」(四家広松氏がお孫さんの通う豊間中学校に寄贈、震災の泥水に埋まっていたのを修復)がありました。
奇跡の一本松と同じくらい特別なこのピアノを、みなさん演奏なさったのです。
     

三曲合奏

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これは歌川豊春(1735~1814・享保20~文化11年)の浮世絵だ。
1772~75(安永元~4)年の作とある。
箏を弾いているのは遊女で、三味線は新造、胡弓は芸者が弾いている。
吉原の座敷持ち遊女の部屋だろうか。
客が居る様子もないので、営業前に浚っているのだろう。

   
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