十六利勘その5
歌川国芳(寛政9~文久元・1798~1861年)の浮世絵 「欲連損者・妙でんす 十六利勘」(弘化2・1845年)をもう一つ。 タイトルは「奢羅損者(おごらそんじゃ)」、制作年は天保14(1843)年とある。 ごちそうを前に、そろばんを持ってぜいたくを戒める損者だ。 書き入れを見てみよう。 「みぶんふそうおうなことをば おもうべからず りゅうぐうの(竜宮)の乙ひめは べっこうのくしを...
View Article瀬戸内海
きょうから坂出です。 いつもより早い新幹線に乗りましたので、 岡山からの瀬戸大橋線マリンライナーから素敵な景色を見る事ができました。 瀬戸内海には無数の島があり、これらは塩飽(しわく)諸島とよばれています。 塩飽とは塩が涌くという意味です。 いくつもの島が重なりあって色のバリエーションをつくり、本当にきれいですよ。
View Articleサッチング
きょうもお天気がいいですので、 取りこぼしの雑草を抜き、1時間ほどサッチングをしました。 いよいよ芝の手入れの始まりです。 サッチングも、芝刈り機の刃をサッチング用の器具に取り替えれば 自動でやってくれるのですが、 手動に優るものはないだろうと、がんばって熊手でやっています。 これが結構力の入る作業で、一気にはできません。 2、3日はかかります。...
View Article里芋
裏玄関のデッキそばに、和尚畑の里芋が収穫されていました。 サイズも形もまちまちですが、柔らかくてとても美味しい出来ばえです。 100%有機栽培ですから、さもありなんですが、結構なんでもうまくできるものです。
View Articleしだれ桜
中庭のしだれ桜がやっとここまで咲きました。 今年は月末に花見の宴を予定しておりまして、 それまでになんとか頑張って咲いて欲しいと、家中で願っているのです。 花の下でアペリティフというのも乙じゃない、というので、 きょうは白砂に生えていた雑草を取り、笹の形を整えました。 なんとなくこざっぱりとして、気持ちがいいものです。
View Article武者飾り
お稽古場待ち合いの床の間に、もう鎧兜が飾られていました。 この鎧兜は江戸初期のもので、 細工がすばらしく、また子供用に小さく作られているので、とてもてかわいいのです。 掛け軸の桃太郎と同じ年頃でしょうかね。
View Article夜桜
きょうは和尚が友人を招いての夜桜の宴です。 しだれ桜もなんとか七分ほど咲いてくれました。 食前酒は花の下で、ということでしたのでこんなセッティングをしてみました。 テーブルをハの字に置き、真ん中にストーブをセット、 これなら少々寒くても大丈夫です。 夜になり桜に明り入れて宴の始まりです。 まずはシャンパンと毛ガニの前菜から。...
View Article和尚畑
和尚の畑で今元気なのはネギ類です。 ワケギ・細ネギなどがありますが、これはニンニクです。 ニンニクは買うと結構高いので、わたしがリクエストして植えてもらったのです。 こんなに元気に芽を出しています。 5月頃になると収穫できるそうで、今から楽しみで仕方ありません。
View Articleもみじ
今年はもみじの若葉が芽吹くのが少し早いようです。 さわさわと心地よさそうに芽吹いています。 幹の根本は笹山なのですが、 去年刈り込んでしまいましたので今は禿げ山のようになっています。 もみじの落ち葉が笹山の中に積もり、笹の成長を妨げていたようなのです。 その落ち葉もすっかり取り除きましたので、今年はきれいな笹が出ると思いますよ。
View Article桜
きょうは家元の代稽古で、青山のNHK文化センターまで行って来ました。 丸の内線の四ツ谷駅は、上智大学からニューオータに抜ける道の桜も素敵ですが、 ホームから手の届く所にみごとな桜が咲くことでも有名です。 帰りは赤坂見附で丸ノ内線に乗り換えるのですが、 四ッ谷で降りて一電車見送り、ホームの桜を見てきました。 ここの桜は、ぼんぼりのように花が丸くかたまって咲いているので、...
View Article十六利勘その6
歌川国芳(寛政9~文久元・1798~1861年)の浮世絵 「妙でんす 十六利勘」(弘化2・1845年)をもう一つ。 タイトルは「迷者損者(まようはそんじゃ)」 書き入れを見てみよう。 「十六りかんのかんじく(巻軸・末尾)を まようはそんじゃと申しまする この十六のそんじゃ つまる所は おのれおのれが一心より いずるなり 一心さえ正しければ なに事もなし なに事もなければ...
View Article十六利勘その7
歌川国芳(寛政9~文久元・1798~1861年)の浮世絵 「妙でんす 十六利勘」(弘化2・1845年)をもう一つ。 タイトルは「通損者(かようそんじゃ)」 損者のそばに立っている弟子が徳利を持っているのが面白い。 書き入れを見てみよう。 「しんだい(身代・財産)の さいく(細工)のいとがきれると ぐあいがわるく これをからくりにたとえて おしえたもう そもそも...
View Article十六利勘その8
歌川国芳(寛政9~文久元・1798~1861年)の浮世絵 「妙でんす 十六利勘」(弘化2・1845年)をもう一つ。 タイトルは「小利大損者(しょうりだいそんじゃ)」 お皿のさしみは、どうやらかつおのようだ。 徳利を手にしているのは、商家の女将か。 書き入れを見てみよう。 「しょうり(小利)をえんとて だいそんをする人あり これをば 一文おしみの 百ぞんじゃとも申すなり だぼはぜをば...
View Article十六利勘その9
歌川国芳(寛政9~文久元・1798~1861年)の浮世絵 「妙でんす 十六利勘」(弘化2・1845年)をもう一つ。 タイトルは「降那損者(ふるなそんじゃ)」 ふる(降る・振る・古)もの尽くしのような書き入れで、 ことばの意味が分からないところがいくつかある。 「ふるなそんじゃは ものごとをよけたもうように 夫うけを指たもう そもそも ふるということに とくな(得)ことはまれなり...
View Article名残の桜
きのうから坂出です。 庭のしだれ桜が、葉っぱは出てきましたがまだ見頃です。 きょうは暖かだったし、明日からお天気がくずれるとのことですので、 もう一度花見をしよう!というので家族4人で夕方から始めました。 空がまだ明るいのでこんな感じに桜がきれいです。 きょうはずっと外でやりますので、あまり動かなくてもいい料理です。 メインは鯛しゃぶです。...
View Article桜
わが家には、中庭のしだれ桜の他に、裏門駐車場をはいった所に ソメイヨシノがあります。 まだ2、3年のかわいらしい桜ですが、いま満開です。 これもあと数年もすれば枝振りも大きくなることでしょう。 そしたら今度は、この木の前で花見です。
View Article芝
先月からしていた芝のサッチングがやっと終わりました。 思いのほか時間がかかったというか、 根気が続かなくなったというか、都合10日ほどかかってしまいました。 合計で芝わらがゴミ袋5杯分ほど取れましたので、なんとも気持ちのいい芝になりました。 きょうはサッチングのあと、はげている部分に芝の種を蒔いてやりました。 時期的にはちょうどいい頃です。 うまく育ってくれるといいのですが。
View Article和尚畑
和尚の畑が動き始めました。 ここ2年ほど邪慳にされていた畑ですが、和尚も大きな仕事から解放され、 (実は、広島大学大学院に通い、博士論文を書いていたのです。 この3月にはれて『親鸞の念仏思想と見仏体験』という論文で博士号を取りました) やっと畑に時間が取れるようになったようです。 耕運機が登場し、あっという間に除草、耕しが完成です。 何か、土を入れ替えて新しい作物を植えるようです。...
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