これは幕末の絵師、月岡芳年の浮世絵「たのしんでいそう 嘉永年間師匠之風俗」だ。
嘉永とは1848年〜54年のあいだをいう。
爪弾きなので、小唄の師匠だろう。
しかもこの色っぽさと、化粧の巧さ、恐らく芸者上がりに違いない。
この頃まさに小唄(この頃はまだ端唄の範疇)が流行はじめたころで、
芳年はそれを描いた。
清元延寿太夫(2)の娘、お葉が「端唄」という2、3分の短い音楽を創作し
そこから小唄が派生し、さらに江戸小唄へと進化するのだ。
嘉永とは1848年〜54年のあいだをいう。
爪弾きなので、小唄の師匠だろう。
しかもこの色っぽさと、化粧の巧さ、恐らく芸者上がりに違いない。
この頃まさに小唄(この頃はまだ端唄の範疇)が流行はじめたころで、
芳年はそれを描いた。
清元延寿太夫(2)の娘、お葉が「端唄」という2、3分の短い音楽を創作し
そこから小唄が派生し、さらに江戸小唄へと進化するのだ。
