「夫 意馬心猿の心の駒は六塵の業に走り
猿は五濁の枝に戯れ…」
これは「心猿」(1813・文化10年・4世杵屋六三郎作曲)の冒頭の歌詞だ。
難しくて何をいっているのかちょっと分からない。
こんな歌詞も長唄にしてしまうのですから、全く全天候型ですよね長唄は。
六塵(ろくじん)とは、色・声・香・味・触・法の六境のことで、
五濁(ごじょく)とは、却濁(こうじょく)・見濁(けんじょく)・煩悩濁(ぼんのうじょく)
衆生濁(しゅじょうじょく)・命濁(めいじょく)のことをいう。
いずれも人間の持つ欲、執着心をいうのだそうだ。
それを走り回って制御できない暴れ馬と、
心が抑えられず騒ぎ回る猿に例えたのが「「意馬心猿」ということばだ。
分かったような分からないような話でした。
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このネズミは脳の匂いセンサーを閉じているので、
天敵のネコを見てもこのとおり怖がらないのですって。
識別は視覚ではないのですね、嗅覚なんですね。びっくり!
