これは鳥居清倍(とりい きよます・生没年不詳)の役者絵だ。
制作年は享保2(1717)年とあるから、役者絵としてはかなり古い時代のものだ。
2代目団十郎の助六と、中村竹三郎の揚巻。
団十郎は正徳6(1716)年に中村座の初春興行「式例和曾我」(しきれいやわらぎそが)
で2度目となる助六を演じた。
この時に曾我五郎と助六を同一人物という設定にしたといわれている。
地は江戸半太夫の半太夫節だ。
この絵は恐らくその時のものだろう。
まだまだ洗練とはほど遠いし、五郎の隈取りも見られない。
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制作年は享保2(1717)年とあるから、役者絵としてはかなり古い時代のものだ。
2代目団十郎の助六と、中村竹三郎の揚巻。
団十郎は正徳6(1716)年に中村座の初春興行「式例和曾我」(しきれいやわらぎそが)
で2度目となる助六を演じた。
この時に曾我五郎と助六を同一人物という設定にしたといわれている。
地は江戸半太夫の半太夫節だ。
この絵は恐らくその時のものだろう。
まだまだ洗練とはほど遠いし、五郎の隈取りも見られない。
