これは窪悛満(宝暦7〜文政3・1757〜1820年)の浮世絵
「土佐面合十番之内」(とさおもあわせじゅうばんのうち)だ。
制作年は多分1815年とある。
三味線を弾く遊女はどう見ても万治・寛文(1658〜1661年)の頃の人だ。
土佐絵は別名を大津絵ともいうから、
悛満はそれを模して描いたのだろう。
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書き入れはこうだ。
「緑亭 松年
春の日の 空ものどかに三弦の いといと伸びし 門の青栁
七十五翁 川面
行く年も 根締め正しき三弦の くるわぬ調子 春の吉例」
「土佐面合十番之内」(とさおもあわせじゅうばんのうち)だ。
制作年は多分1815年とある。
三味線を弾く遊女はどう見ても万治・寛文(1658〜1661年)の頃の人だ。
土佐絵は別名を大津絵ともいうから、
悛満はそれを模して描いたのだろう。

書き入れはこうだ。
「緑亭 松年
春の日の 空ものどかに三弦の いといと伸びし 門の青栁
七十五翁 川面
行く年も 根締め正しき三弦の くるわぬ調子 春の吉例」