これは栄松斎長喜(生没不詳・江戸中期)の浮世絵で
「新年の張り店」を描いたものだ。
ほっかむりをした客が見ているのに、知らんぷりして話に興じているのは遊女。
三味線をひいている二人の女は新造だ。
こんなに気ままに張り店をしていたのだろうか。
この時代にはもう太夫も格子も消滅し、
三番手の散茶女郎が繰り上がって、一番となった。
当然金と時間のかかる格式高い揚屋も消滅し、
お手軽な引き手茶屋が全盛となった。
うるさ連がいなくなると、こうなるのも時代の流れだろう。
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「新年の張り店」を描いたものだ。
ほっかむりをした客が見ているのに、知らんぷりして話に興じているのは遊女。
三味線をひいている二人の女は新造だ。
こんなに気ままに張り店をしていたのだろうか。
この時代にはもう太夫も格子も消滅し、
三番手の散茶女郎が繰り上がって、一番となった。
当然金と時間のかかる格式高い揚屋も消滅し、
お手軽な引き手茶屋が全盛となった。
うるさ連がいなくなると、こうなるのも時代の流れだろう。
