これは細田栄之(宝暦6~文政12・1756~1829年)の浮世絵
「隅田川船遊び」だ。
制作年代は1790(寛政2)年とある。
昨日と同じ、船遊びの様子を描いたもので、構図もほとんど同じところをみると
同じ時期に描かれたのではないかと思う。
こちらの船は吉野丸で、
踊りの芸者の衣裳や小道具の馬などからすると演目は「春駒」のようだ。
三味線が二人に、太鼓・大鼓・笛とたいそう豪華な編成だ。
左の船の扇を持った男は猿廻しのようだ。
手に縄と鞭を持ち、舳先に猿が見える。
春駒は正月のご祝儀曲だし、猿廻しもおもに正月の門付芸だ。
だとすると季節は初春かと思うが、芸者は扇や扇子を持っている。
夏の涼み船で正月の演目か、何故だろう。
「隅田川船遊び」だ。
制作年代は1790(寛政2)年とある。
昨日と同じ、船遊びの様子を描いたもので、構図もほとんど同じところをみると
同じ時期に描かれたのではないかと思う。
こちらの船は吉野丸で、
踊りの芸者の衣裳や小道具の馬などからすると演目は「春駒」のようだ。
三味線が二人に、太鼓・大鼓・笛とたいそう豪華な編成だ。
左の船の扇を持った男は猿廻しのようだ。
手に縄と鞭を持ち、舳先に猿が見える。
春駒は正月のご祝儀曲だし、猿廻しもおもに正月の門付芸だ。
だとすると季節は初春かと思うが、芸者は扇や扇子を持っている。
夏の涼み船で正月の演目か、何故だろう。
