(3月2日の続きです)
小姓姿の女踊子が男装をやめ、本来の女装になったのは
宝永の禁制をくぐるためというよりは、
武士階級の衰えということが大きな理由にあったようだ。
平和な時代、戦もなく俸禄だけで生活をしなければいけない武士などは
質素な生活を強いられるようになっていたのだ。
毎月の不足分は札差しや金貸しなどからの借金で当てる。
彼ら町人階級が力を持ってくる時代ともなれば、
武士の好む小姓姿より一般男性の好む、うぶな娘姿の方が利益がでるいうことで、
踊子は扮装の矛盾から解き放されたのだという。
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photo by 和尚
小姓姿の女踊子が男装をやめ、本来の女装になったのは
宝永の禁制をくぐるためというよりは、
武士階級の衰えということが大きな理由にあったようだ。
平和な時代、戦もなく俸禄だけで生活をしなければいけない武士などは
質素な生活を強いられるようになっていたのだ。
毎月の不足分は札差しや金貸しなどからの借金で当てる。
彼ら町人階級が力を持ってくる時代ともなれば、
武士の好む小姓姿より一般男性の好む、うぶな娘姿の方が利益がでるいうことで、
踊子は扮装の矛盾から解き放されたのだという。
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photo by 和尚