これは磯田湖龍斎(1735~1790・享保20~寛政2年)の浮世絵
「雛形若菜の初模様」だ。
たまや内しづか、と書いてあるので、鼓を持った遊女がしづかだろう。
三味線を弾いているのは帯の形からして新造でも芸者でもないようだ。
髪形は遊女と同じで、かんざしをたくさん差しているところをみると、
後帯なのが気になるが、支度をする前の遊女だろうか。
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三味線の胴の端あたりに注目していただきたい。
中子先(なかごさき)が短くて、根緒の形もシンプルだ。
三味線も時代時代で進化していたのが分かる。
皮を張る前の三味線(写真は太棹)。
真ん中の心棒が中子で、突き抜けている部分が中子先。
「雛形若菜の初模様」だ。
たまや内しづか、と書いてあるので、鼓を持った遊女がしづかだろう。
三味線を弾いているのは帯の形からして新造でも芸者でもないようだ。
髪形は遊女と同じで、かんざしをたくさん差しているところをみると、
後帯なのが気になるが、支度をする前の遊女だろうか。

三味線の胴の端あたりに注目していただきたい。
中子先(なかごさき)が短くて、根緒の形もシンプルだ。
三味線も時代時代で進化していたのが分かる。
皮を張る前の三味線(写真は太棹)。
真ん中の心棒が中子で、突き抜けている部分が中子先。
